ジムニー専門店 タカノモータース

ジムニー専門店といったらここ!長野県岡谷市で創業50年。スズキ車の車検・整備・販売を行っております。その中でジムニー整備を得意としております。車検は勿論、カスタムや構造変更など車に関するあらゆるご相談をお受けします。

■3代目(JB23)

1998年には、JB23(ニイサン)型が登場。この3代目JB23型は20年のロングセラーモデルでした。
 エッジを削った丸みのある洗練されたボディデザインに変更され、前後バンパーなど先代の金属製から樹脂製に変更され、オンロードも安心して走行できるよう性能に磨きがかけられた。いっぽうオフロードファンを魅了するクロカン性能を持ち合わせていた。

 発売当時は丸みのあるボディのため、先代のモデルのほうがジムニーらしいと言われていました。モデルナンバー1型からマイナーチェンジすること実に10回。20年という長い間愛されるジムニーになりました。また一般のカタログモデルとは別に季節ごとのリミテッドモデルが用意され、豪華装備&特別なボディーカラーを選ぶことができたこともユーザーを飽きさせなかったと思います。

★中古相場は30万円~100万円以上
初期モデルはライト裏側やバックドア下側フロアーのサビに注意。範囲が広いとリペアにご予算が掛かります。特に初期モデルの10万キロ以上の走行車は圧縮が下がっていますので、リビルトエンジン&タービンにスワップをお勧めしています。1型から10型までアップデートされてエンジン性能も良くなっていますのでご予算が許せば5型以降の選択をお勧めします。

★ジムニー全モデル中古車購入のポイントとして
オフロードカスタム、クロカンに特化したカスタムでは、駆動系のギヤを低速向けにしてある個体があります。高速道路はもちろんですが街乗りもギヤ比の関係でエンジン回転数が高くなりスピードも出ませんし燃費も悪化します。当時のオーナーさんも次のオーナーさんの為に純正に戻すようなこともしませんので、そのようなカスタムされている場合、車内外からではわからないです(同業者さんも知らないこと多いです)。試乗できる場合は、4WDのハイレンジ、ローレンジで走行してみて違和感がないかチェックをお勧めします。
オフロード専用車として使用するのでしたら、むしろ歓迎ですが通勤、通学、お買い物から長距離ドライブなど一般的な使用状況でしたら駆動系まで手を入れたハードなカスタムジムニーは、使用状況と乗り手を選びますので控えたほうが安心です。

★ジムニー全般のメンテポイント~
何よりエンジンオイル交換が一番大事。ターボ付きとはいえこの排気量で普通車と同等に走れる性能は、メーカー純正ハイチューンエンジンと言ってもよいくらいです。SJ30以前の2ストモデルは専用の2ストオイルを切らさないように補充すれば良いですが、JA71以降の4ストエンジンは~3,000キロごとのエンジンオイル交換が必須になります。走行距離も伸びていることも多いのでJA22までのモデルは10W-30の番手のグレードをJB23の初期型や距離の走ってるエンジンも指定は5W-30ですが、10W-30(10W-40)のグレードでの交換をしています。エンジンの状態に合わせて当社では、ワコーズのケミカルも併用することで治療、延命することができています。

忘れがちな駆動系の各オイル(前後デフ、トランスファー、ミッション、ATF(オートマ車)、トランスファー)も2~3万キロごとに交換をお勧めしています。一度に全部位交換するとご予算がかかりますので、今回はリヤデフとミッション、次回にフロントデフとトランスファーのように時期をずらすと良いと思います。
ジムニーの構造上、フロントのハブ系にオイル漏れやガタがある場合はオーバーホールが必要です。大径タイヤ装着したJB23などは走行中ハンドルがガタガタするステアリングシミー、ジャダーが発生する個体もあります。タイヤ&ホイールバランス調整からスタートして症状を抑えるパーツでの修理も可能ですが、ハブのキングピン、ベアリングのガタが大きい場合はオーバーホールしないと完治しないことが多いです。
ほとんどの方が対象だと思われますが、冬季しか4WDにシフトしない場合は舗装路の長い直線の道路などで、4WDのハイレンジで数キロ走行してあげるとフロントデフギヤ内のオイルが回るのでお勧めです。トランスファーの切れ替えもスムーズになります。その時フリーハブ付きは、忘れずLOCK位置にしてください。
距離を走った個体はフューエルポンプの交換をお勧めしています。キャブレター車ですとフューエルフィルターが簡単に交換できますが、インジェクション車は、ガソリンタンク内部にポンプとフィルターがセットされたインタンク式で、年式経過と距離を走ることで少しずつフィルターが詰まりポンプの能力も低下します。電子制御でコンピュータは必要なガソリン量の排出を指令出しますが、ポンプ能力が低下しているので実際は指令されたガソリン量より少ない量をエンジンに供給していることになります。エンジンに詳しい方ならピンとくると思いますが、燃料が薄い状態になるので確実にエンジンを痛めます。少しずつポンプの劣化は始まるので体感するのはまず難しいのとコンピュータの学習機能で普通に走れてしまうので厄介です。JA11、JA12のF6AエンジンやJA22、JB23のK6Aエンジンなどエンジンヘッドのバルブが熱で痩せ、圧縮が抜けてるケースが多いことから怪しいと思うのです。エンジン設計やオイルメンテ、使用状況など複雑に絡み合ってきますので一概に言えませんが・・・。
ジムニーを購入されるユーザー層は、長く乗られることがとても多いので冬季の塩カルからサビをブロックする「フロアー全面防錆ペイント」を整備、カスタム後に施工をお勧めしています。カスタムパーツ装着車に安心な透明色と通常の黒色が選べます。タイヤハウス内は黒色でブラックアウトさせ色付きの足回りはクリアーの組み合わせもできます。

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